ログハウスの耐震性と特徴

ログハウスの耐震性については、最近特にきになるところです。
ログハウスというと、なんとなく別荘のイメージでしたが最近では普通の住宅街でも見かけるようになりましたね。
気分だけでも別荘、というより、住みやすいのでしょうか。
そこで、実際にログハウスで暮らしている人の意見です。
●夏は涼しく、冬は暖かく、住み心地は大変快適
●大雨の時は、屋根に雨が当たる音が直に響くので始めは気になった
●建物がどっしりとしているので、台風や地震には強いように感じる
●定期的に壁の塗装などのメンテナンスが必要となる
●収納が少ないので、荷物の整理に工夫が必要である

ログハウスの耐震性の高さ

ログハウスの構造上の特徴のひとつに強い耐震性があります。
ログハウスは重心が低く安定感があり、壁全体で屋根を支えている状態なので、柱だけで支えている構造の建物に比べ垂直方向の揺れに対する強度は非常に高くなっています。
阪神大震災の際に震度7の揺れを受けたログハウスのほとんどが無傷で残っていたと言われ、その耐震性の高さに注目を集めたのです。
しかしその耐震性を確かなものにするためには、地震時にかかる荷重を計算して必要な通しボルトやダボをログ壁に施す必要があります。垂直方向の揺れには強いログハウスでも、水平方向の揺れに対しては、ログがずれてしまう可能性があるからです。
その点がしっかり計算されて施工されていれば、大きな地震にも耐えうるログハウスを建てることができます。
また、木が本来持っているしなやかさは、地震で発生する揺れを柔軟に受け止め、元の形に戻ろうとする力が働きます。
木が持つすばらしい特性からも、耐震性を得ることができるのです。

ログハウスの耐震性の検証

阪神大震災の際に耐震性について注目を集めたログハウス。では新潟県中越地震ではどうだったでしょう。
新潟県中越地震は、阪神大震災と異なり、本震に加え、マグニチュード6以上の余震が4回も発生していること、また、平成14年の技術基準の改正により二階建てや三階建てログハウスの出現等、状況が大きく変化していました。
そこで新潟県中越地震でも同様の耐震性が認められるのかどうか、検証されたのです。
調査は、(財)日本住宅・木材技術センターの「室田 達郎」試験研究所長を団長する現地調査と「ログハウス協会会員アンケート調査」による被害状況調査で平成16年12月実施されました。その結果はというと、アンケート調査では、震度5強以上の地域に会員が、住宅、別荘等を53棟建築されており、その内、45棟が全く被害なし、7棟が継続使用に支障の無い程度の軽微な被害、残りの1棟は、地盤崩壊により傾いているという状況でした。
現地状況調査では、調査棟数9棟の内、7棟が全く被害なし、残り2棟は地盤崩壊により全壊状態となっていました。この調査のまとめとしては、「震源に近く、激しく揺れた建物でも構造上の損傷はなく、ログの耐震性は、他の構造のものと比較して高い。」との結果でした。なお、甚大な被害を受けたログは、いずれも「地盤崩壊」によるものであり、建築前の入念な地盤調査とその結果に基づく、最適な基礎工事の選択が必要とされています。
要するに、ログハウスの構造上はなんの問題もなかったわけですね。建築するには、その土台となる地盤の、念入りな調査が必要というわけです。
こうしてみると、ログハウスの耐震性はすばらしいものがあるということです。